2015年と「土」

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    今年もそろそろ終わりですね。
     
    皆さんにとって、2015年はどんな年だったでしょうか。
     
    さて、あまり知られていませんが(私も知りませんでした!)、
    2015年は国連が定めた「世界土壌年」でした!


     
    土壌、つまり、私たちの食べ物の源である「土」の年。
     
    なんでわざわざ国連が「土の年」を決めたかと言うと、
    今、土が大変な目にあっているからなのです!

     
    私たちの食べ物の95〜99%、もう、ほとんどは土が育ててくれています。
    ニンジンもジャガイモもレタスも・・・、ふむふむ、そうですよね。
     
    そんな土ですが、今から70年ほど前、
    化学的な農薬や殺虫剤、雑草駆除剤が導入されてから、
    一時は農作物の生産性が上がり、生産者の雑草駆除などの手間も省けましたが、
    その一方で土はどんどん疲弊し、栄養たっぷりで虫や微生物がちゃんと活動して
    自然に循環してくれるような健康的な土ではなくなり、
    微生物のいない硬い土になったあげく、耕作地としては不適合とされるような、
    耕作放棄地が増えてしまいました。
     


    突然ですが、土が1センチできる(積もる?)まで、何年かかるでしょうか?

    正解は1000年。
     
    そんな土を私たちはものすごい速さで破壊し、
    毎年世界で一千万ヘクタールの農地が土壌侵食や悪質な土壌管理の結果、
    耕作放棄地となっているのです。

    一千万ヘクタール・・・想像がつかない数字ですね。
     
    土の疲弊は、私たちの食べ物だけでなく、
    土の中のミミズなどをエサにする鳥にも影響を及ぼし、
    この70
    年間でヒバリやスズメなどの鳥の数が90%以上減少しているとのこと。
     
    「土」に関して特に懸念されていることの中に、
    世界で広く使われている雑草駆除剤の主要成分である
    「グリホサート」があります。




    「グリホサート」は、2015年初旬にWHOで
    「おそらくヒトに対して発がん性がある」とされ、
    その使用が懸念されているにもかかわらず、
    いまだに世界の多くの農地で使用されています。

    グリホサートに関しては、ヒトの健康にかかわる研究が始まったばかりで、
    土壌の生物に対する影響についてはまだ明確な結果は出ていませんが、
    地球温暖化やミツバチに対して悪影響があることが次第に分かってきています。
     
    化学的な農薬や雑草駆除剤に頼らず「オーガニック」、
    つまり、かつて私たちの先祖が続けてきた自然な方法で栽培することは、
    私たちの健康を守るだけでなく、環境を持続可能にしていくために
    もはや必要不可欠な要素なのかもしれません。


    かといって、過去のやり方をそのまま行っていては、
    これだけの世界人口を養っていくほどの生産量を確保するのは難しそうですし、
    また、かつてのようなしんどい雑草抜きが待っている、
    ということになってしまいかねない。うむむ。

     
    21世紀、化学の素晴らしさと限界を知った我々だからこそ、
    先人の知恵と化学の知識を駆使して、
    長期的に人と環境のバランスを維持していけるような
    システムを作っていかなくてはならないと思います。
    そして、これまでのように合理性の追求だけでなく、
    人間としての基本的な道徳性にもフォーカスした決定が必要ですね。


     
    とまあ、長々と書きましたが、
    こちらのアニメ、
    1
    分で私たちの生活と環境がつながってるんだよ!
    ということを楽しく表してくれてます。
    ぜひ見てみてくださいね〜!

    とこんな感じで2015年、振り返ってみました。

    ちょっと早いですが、皆様、良いお年を!




    参照:ハッフィントンポストUK



    JUGEMテーマ:オーガニック

    遺伝子組換の鮭、市場解禁

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      Barrett & Mackay Photography
      The New York Times オンライン版より引用


      ついに昨日、11月19日、アメリカで遺伝子組換の鮭が米食品医薬品局(FDA)
      に承認され、市場解禁
      となった。


      この鮭は、キングサーモンが持つ成長ホルモン遺伝子が組み込まれており、
      市場に出回るまでの時間が従来の鮭の半分で済む、成長が早い鮭。
      その安全性については1990年代よりFDAと開発会社のアクアバウンティ・
      テクノロジーズ(AquaBounty Technologies
      )の間でずっと戦われていたが、
      ついに「みんなが食べても大丈夫」とのお墨付きがでたというわけだ。

      ただ、一部の消費者や環境保護団体などは、「遺伝子組換の大型の鮭が海や川に
      逃げ出したら、従来型の鮭や生態系に悪影響を及ぼすのではないか」と未だに
      猛烈な反対を唱えている。

       
      この遺伝子組換の鮭、実際に店頭では「遺伝子組換の鮭です」と明記するのは、
      あくまで任意であり義務としない方向で動くとのこと。

      消費者は、それが遺伝子組換かどうかわからない状態で鮭を購入する可能性が
      でてくる。


      大豆やとうもろこしではなく、動物に承認された「遺伝子組換」、
      そしてその市場解禁。

      これは、その他の動物、例えば豚や鶏などの遺伝子組換と市場解禁を後押しするもの
      となり、そうなると今後また消費者と開発企業、政府の間で議論が起こりそうだ。

       
      人間(霊長類)及び、雑食動物が「食べ物」を選ぶとき、
      その食べ物の価値と安全性を選ぶ基本的作業は「味覚」を使ったもので、
      ブリア=サラヴァンが「美味礼讃」に書いているように、
      「味覚は自然が提供する様々な物質のうち、口に入れるのに適切なものは何か選択を助ける」のだ。

      そして、人間は二つの強い本能的な偏向がある。
      一つは「甘さ」。甘さはエネルギーの源で、脳が働くときは膨大な量のグルコースを
      必要とし、グルコースの源となるのは炭水化物由来の糖質である。

      味覚の第二の偏向は「苦み」を嫌う傾向。
      苦みは主に、植物が自己防衛のために生産する毒であり、苦みを感じるというのは、
      毒が体に入らないように注意せよ、というセンサーなのだ。

       
      ううむ、遺伝子組換ラベルがない切り身の鮭が店頭に並んで、
      それを調理して食べるとなると、きっと我々の「味覚」は遺伝子組換か
      どうかを見分ける役には立たないだろう。

      それ以前に、その遺伝子組換鮭が安全かどうかは、
      政府や企業の研究機関が決めることであって、
      我々が自分の舌を使って決めることではない時代になってしまったのか。

       
      人への安全性だけでなく環境への影響面から、
      これまでの我々人類の自然との共生の在り方も考えてみる。
      例えば、農業とはある意味自然を破壊する行為であり、
      田畑を作ることによってその地域の生態系を変える場合がある。
      小規模であれば自然には大きな影響を及ぼさないが、
      例えば大規模農業で単一作物ばかりがずらっと並べば、
      明らかに地域の生態系は変わる。
      今や自然を作り変えなければ胃袋を満たしていけないほど人口は増加し、
      太古の昔のような粗食には戻れないほど人の食欲も増加しているのは事実だ。
      だからこそ、その延長線上に早く簡単に大きく育つ鮭、
      のような「遺伝子組換」動物の承認があるのか。

       
      社会人類学者、クロード・レヴィ・ストロースは
      「人類にとって食べ物とは、口や身体だけでなく、意見に合うもの」
      と名言を残している。

       
      「遺伝子組換の動物を食べる」という行為、あなたの意見は?






      JUGEMテーマ:無農薬の家庭菜園、農業、ガーデニング - 自然農

      2014年ですね

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        JUGEMテーマ:田舎暮らし

        あけましておめでとうございます。
        今年もよろしくお願いいたします。

        ということで、初詣、行ってきました!

        初もうで

        私の実家の福岡の神社です。
        いつもより暖かい元旦で、
        帰りには近くの公園で親戚の子供たちと遊びました。

        ひさしぶりにのんびりしたなあ〜。

        今年もよい年になりますように。

         

        有機農地が温暖化を救う?!

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          JUGEMテーマ:無農薬の家庭菜園、農業、ガーデニング - 自然農

          有機農地

          “有機農地が地球温暖化の緩和に貢献する”という研究結果が発表されました。

          これは、スイス有機農業研究所とドイツのホーヘンハイム大学の専門チームが、
          世界各地で行われた19件の調査を比較分析したものです。

          主な内容は、有機農地の土から検出された亜酸化窒素の放出量は、非有機農地の土から検出された量より少ない上に、有機農地の土はより多くの大気メタンを吸収するため、地球温暖化の緩和に貢献する、というものです。

          この研究の代表であるスイス有機農業研究所のアンドレアス・ガッティンガー調査員は、
          「有機農地からの亜酸化窒素の排出量が少なかったという結果は、主として土そのものの性質によるものです。反面、非有機農地からの亜酸化窒素の排出は、主に使用された窒素肥料の量に関係しています。」と述べています。

          一方、土地ではなく、農産物ベースで分析してみると、有機栽培農産物からの亜酸化窒素排出量は、
          非有機栽培農産物より高い数値を示しています。
          また、この研究は農地における土からの放出のみを査定しており、例えば肥料の生産や農業廃棄物における排出について考慮していません。そして、このような温室効果ガスの排出に関する調査は、南半球地域では行われていません。

          研究チームは、この研究での発見を実証するためにも、国際レベルでのさらなる調査が必要だと強調しています。

          (以上 スイス有機農業研究所 から引用)

          有機農業を正当化するためではなく、環境保全にとって一番効率的な農業管理システムを模索し、
          実践していくためにも農業関係者・省庁・研究機関など力を合わせて調査・研究していくことは大切だと思います。

          そして、我々企業も、会社運営にあたって利益だけでなく、環境や社会全体のバランスを考慮しながら事業を行っていきたいものです。   
             
           

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